ごぼうは腎臓に良いの?悪いの?

ごぼう

日本全国で生産されているごぼう。
北は北海道、青森、群馬、栃木、茨城、千葉、宮崎、鹿児島と広範囲に栽培されています。
そのため、一年中どこかで収穫されているわけで、食品スーパーで年中買うことでできるわけです。

ごぼうといえば、繊維質の高い野菜。
ちなみに一本100g当たりの栄養素は、5.7gが食物繊維、あとはビタミンB1、B2、そしてカリウムが350mgといいます。
この食物繊維は「水に溶けやすい」ものと「水に溶けない」ものがあり、消化吸収されずに胃や腸を通過します。
そのため、胃の中や腸の中をきれいに掃除してくれるため、便通がよくなる効果があるのです。

ごぼうに含まれるイヌリンに注目!

腎臓に関係あるといえば、水に溶けやすい食物繊維である「イヌリン」。
利尿作用が高いのですが、そもそも胃や腸で吸収されないという特徴があります。
吸収されないということは、そのまま便となり排出されてしまうこと。
このことだけを見れば、腎臓とは関係なく思えますが、効能は別のところに隠されています。
それは「体内の糖の吸収を抑える」働きです。
血液中の糖は必要以上に多く吸収されると、体を作るタンパク質が姿を変え、活性酸素を発生させます。

活性酸素は血管を回って悪さをしていきます。
血管そのものを細くしたり、病気の原因を作り出します。
血液中に入り込むことで、最後には腎臓に達しますから、腎臓では活性酸素を取り込み、そしてまた吐き出します。
こうしていくことで、腎臓の働きは弱くなり、やがて自分では血液をきれいにすることが出来なくなってしまいます。
そして、体が酸化することで、様々な臓器もダメージを受けることにつながってしまうのです。

そのため、腎臓の働きを守るために「余計な糖分の吸収を防がなければ」ならないのですが、
ごぼうに含まれる「イヌリン」には、その力がある、というわけです。
ごぼうは腎臓に良い?といわれれば、「直接の効能ではない」のですが、結果として「腎臓に良い」といえるのです。