クレアチニンクリアランスの基準値、正常値とは?

クレアチニンクリアランスは腎臓の糸球体のおおよその「ろ過能力を示す指標」です。この値の基準値や正常値について、そして基準を上回った場合に推測される病気とは何かをまとめます。

クレアチニンクリアランスの基準値、正常値は?

クレアチニンクリアランスの計算方法でもご紹介しましたが、クレアチニンクリアランスは、以下の計算方法で算出できます。

 クレアチニン・クリアランスの計算方法

Ccr=クレアチニンクリアランス(ml/min)

Scr=血清クレアチニン値(mg/dl)

Ucr=尿中クレアチニン値(mg/dl)

V=1分間の尿量(ml/min)

A=体表面積(m

〜体表面積の計算方法〜

体表面積(m
)=体重y
×身長y2
×0.007184

この式に自分の検査値を当てはめて、クレアチニンクリアランス値を求め、腎臓の糸球体ろ過能力を推定し、腎機能を調べます。

では、クレアチニンクリアランスの検査値の範囲を表にしてみます。

範囲

検査値(ml/分)

基準値の範囲

男性90〜120

女性80〜110

軽度の腎障害

50〜70

中等度の腎障害

30〜50

高度な腎障害

30以下

また、加齢によって多少変動しますが、男女平均して100ml/分を正常値としています。

クレアチニンクリアランスが異常値だとどんな病気が考えられる?!

クレアチニンクリアランスは、高すぎる値でも低すぎる値でも異常です。
正常値は100ml/分ですので、異常に高値であれば初期の糖尿病、末端肥大症などの病気か妊娠などが疑われます。
逆に低値ですと、腎硬化症、糖尿病腎症、糸球体腎炎などによる腎障害や、心不全が疑われ、30ml/分以下になると、尿毒症が疑われ心臓麻痺や昏睡のリスクが高まり、大変危険な状態となります。

まとめ

今回は、腎機能が正常に働いているかどうかの指標となる、クレアチニンクリアランスの検査値の見方をご紹介しました。
高すぎても低すぎても良くないのがクレアチニンクリアランスです。
正常値、基準値を良く知っておくと良いですね。