クレアチニンクリアランスの計算方法

血液検査や尿検査で腎機能の低下が疑われると、より詳しく腎機能を調べるためにクレアチニンクリアランスを計算して、疑われる病気を探っていきます。
そこで、ここではクレアチニンクリアランスの計算方法をご紹介します。

クレアチニンクリアランスとは?

クレアチニンクリアランスとは、英語で「Creatinine clearanceといい、CCrと略されます。
腎機能の検査の一つで、血中(血清中)のクレアチニンと尿中のクレアチニンの量を比較して計算されます。
その結果、腎臓にある「糸球体」という血液を濾過して尿を作る毛細血管の塊の働きを推測することができるのです。

つまり、[クレアチニンを排出する能力]をクレアチニンクリアランスといい、そのクレアチニンクリアランスの値は、糸球体がろ過する原尿の量とよく一致することから「糸球体ろ過量(GFR)」が推測でき、腎機能のおおよそのレベルが分かるということなのです。

クレアチニンクリアランスを求めるのに必要な検査は?

クレアチニンクリアランスを求めるには、血中(血清中)のクレアチニン値と尿中のクレアチニン濃度を測定しますが、これには短時間法と24時間法の2種類があります。

短時間法では採血、採尿をそれぞれ1回ずつ行う1回法と、2回ずつ行う2回法があり、24時間法では採血1回と、24時間蓄尿を行います。

クレアチニンクリアランスの計算方法は?

必要な数値がわかれば、クレアチニンクリアランスが計算で求められます。
クレアチニンクリアランスの計算式は、昔はCockcroft-Gaultの計算式というものが用いられていましたが、最近では日本人の平均体表面積で補正した式を使われるようになりました。

<クレアチニンクリアランスの計算式>

クレアチニン・クリアランスの計算方法

 

Ccr=クレアチニンクリアランス(ml/min)
Scr=血清クレアチニン値(mg/dl)
Ucr=尿中クレアチニン値(mg/dl)
V=1分間の尿量(ml/min)
A=体表面積(m

〜体表面積の計算方法〜
体表面積(m
)=体重y ×身長y2 ×0.007184

まとめ

今回は、クレアチニンクリアランスとは何なのかということと、クレアチニンクリアランスの計算方法についてまとめました。

算出したクレアチニンクリアランスからどんな病気がわかるのか、正常値や異常値については、クレアチニンクリアランスの基準値、正常値とは?の記事で詳しく解説しています。