ビールと尿管結石について語ろう。

ビール

尿管結石は激しい痛みを伴う病気です。できればそんな痛みとは無縁でいたい…。そんな時「尿管結石にはビールがいい!」と聞き、たくさん飲めるから喜んでいたのに、「ビールが尿管結石に悪い!」と正反対のことも耳にして、がっくり。果たしてどっちが本当なのでしょうか?

尿管結石はどうしてできる?

尿管結石は腎臓に石ができるわけですが、様々な成分のものがあります。
その中ではシュウ酸カルシウムが最も多いようです。シュウ酸カルシウム結石の成因は、まだわかっていないことも多いのですが、シュウ酸カルシウム結晶が尿中に多く出てそれが成長、凝集すると結石を造りやすくなることはわかっています。
結石は腎臓から膀胱に移動する際に尿を運ぶ尿管にひっかかり、腰背部と側腹部に激しい痛みを伴います。結石ができるきっかけになるのは、尿が濃縮された状態、シュウ酸とカルシウムが多く排泄された状態、阻止因子が少なく促進因子が多い(尿のPHが酸性に傾いている)状態が考えられています。

ビールとのかかわりは?

ビールを飲んでいる時、ビールを飲んだ後は、たくさんの尿が出ることを経験していると思います。それはビールには利尿作用があるからです。この点においてビールは排石促進効果がありいいのでは?と思いがちなのですが、大量に尿を出した反動で夜の睡眠中は尿量が減ります。夜の睡眠中は通常の状態でも睡眠を妨げないように抗利尿ホルモンが働きます。そのため尿が濃縮されやすい状態なのです。お酒を飲んだ翌日に尿が濃くなっていることを経験したこともあるでしょう。
ビールは大量の酵母により作られているものですが、この酵母が原因となりビールを飲み過ぎると尿酸値が高くなります。腎臓から排出された尿酸は尿を酸性にし、結石を造りやすい状態にします。

まとめ

ビールと尿管結石の関係についての結論は、尿を濃縮して尿酸が尿中に多く出るため尿管結石の原因になりうるものということがわかりました。ビールの飲み過ぎに注意し、水分(お水)をしっかり補給していきましょう。ビールの美味しい夏は特に注意が必要です。