尿管結石の原因を探る!

尿管結石はどうしてできるのでしょうか?
従来、尿管結石は、壮年期の男性に多いと考えられていましたが、最近では事情が違って来ています。
それも尿管結石の原因にかかわっているのでしょうか?
今回は、その原因を探っていきたいと思います。

尿管結石はどうして出来るの?

尿管結石は広い意味で尿路結石とも言います。

尿路と呼ばれる部分の中でも、特に尿管にある結石を特に尿管結石と呼んでいます。
結石は、尿の中の成分(シュウ酸、カルシウム、尿酸)が結晶化することで、できます。
また、結石の構成成分は、主に尿路結石の主な構成成分として、シュウ酸カルシウム、リン酸カルシウム、リン酸マグネシウムアンモニウム、尿酸やシスチンが挙げられます。

尿管結石の原因はコレだった!?

尿管結石のほとんどがシュウ酸カルシウムが原因です。

人間は肉類などの動物性タンパク質を多く食べると、体内にシュウ酸や尿酸が増加しますが、これは普通ならば、腸の中でカルシウムと結合し、便となって排泄されます。
しかし、カルシウム不足であったり、動物性タンパク質が多すぎると、動物性タンパク質由来の脂肪酸とカルシウムが結合してしまい、シュウ酸がフリーで血液中を移動してしまうのです。
その結果、尿を作る臓器である腎臓にまでシュウ酸が移動し、そのうち尿の中にシュウ酸が出てきます。
尿にもともとあるカルシウムとシュウ酸がこのタイミングで結合してしまうことで、結石が出来るのです。

このことから、肉類などの動物性タンパク質を多量にとりすぎると、体内にシュウ酸が増えてしまい、結石ができやすくなるというメカニズムがわかってきますね。
従来、壮年期の男性に多かったのは、痛風などと同じように、仕事の付き合いなどで仕方なく高脂肪高カロリーの食事をとらざるを得ない人が多かったことや、全世代の中で最も食生活が豊かな世代でもあったからですね。

現代の日本人は、世代を問わず、昔のように和食中心ではなくなり、動物性タンパク質の多い欧米風の食事をとるようになったため、若年層や女性にも尿管結石が急増中なのですね。
一方で、昔はよく食べていた小魚などでのカルシウム摂取が減り、カルシウムの必要量が満たされていないのです。

この結果、現代の日本人は、世代や性別問わず尿管結石に罹りやすくなっています。

まとめ

今回は、尿管結石の原因を探ってみました。

尿管結石の予防には水分補給をしっかりとし、尿量を増やし、溜まって来たシュウ酸が結晶化するまえに尿で出してしまうこと、そしてカルシウムを積極的に摂取して腸にシュウ酸がいる間に便にしてしまうことですね。