腎臓がんの原因って?

腎臓がんの発病原因ははっきりしておらず、研究段階ではありますが、原因の可能性があることについて知っておきたい…。そんな方のために現在考えられている腎臓がんの発病原因の考察を解説いたします。

発病のリスク因子

腎がんの主なリスク因子には、肥満、高血圧症、動物性脂肪の過剰摂取、喫煙などがあるといわれております。腎臓がんは日本よりも欧米に発生頻度が高い状況です。近年の日本人の、食生活の欧米化により、動物性脂肪の摂取過剰が腎臓がんの増加傾向に関係があるのでは?と示唆されています。また長期の喫煙者は非喫煙者に比べ2倍~4倍の罹患率を示しています。
日本の地域別の腎がん罹患率では、最も発生頻度の低い地域は九州・沖縄地域だったのに対し、北海道は最も高い結果になったそうです(腎癌研究会全国調査2002年)。北海道で腎がん罹患率が高い原因として、喫煙率が男女ともに全国平均よりも高いことや、ビタミンC摂取量が最も少ないこと、高血圧症の頻度が日本で最も高いことがあげられております。
血液透析者やカドミウムなどの微量金属にさらされている人などが腎臓がんになるリスクが高いと報告されています。

遺伝性の疾患

小児がんとしておこる腎臓がんのウィルムス腫瘍の発病原因は、何らかの外見的遺伝性疾患が見られる場合が多いことが1つの理由として遺伝性の疾患と考えられています。ウィルムス腫瘍は、未分化だった腎細胞が変異して発生するものと考えられていて腎芽腫とも呼ばれるものです。
腎がんの原因の一つとして、がん抑制遺伝子の異常が考えられています。がん抑制遺伝子はVHL遺伝子といわれ、腫瘍発生を抑制するたんぱく質を産生する役割を果たしています。しかし何らかの原因でこのVHL遺伝子に傷が付くと、腎がんが発生する危険が高まると言われています。

まとめ

腎臓がんの原因は、まだ解明されていない現状がありますが、発病のリスク因子でもある生活習慣はその他の病気にも通じることです。意識して気をつけていきたいですね。